皮膚科症例のご紹介
柴犬
はじめに

柴犬は皮膚病が多く見られる犬種です。
犬アトピー性皮膚炎が代表的ですが、いくつかの要因が混在していることがほとんどで、皮膚科の治療だけでなく行動学の治療が必要な場合もあります。

治療例

今回はご紹介する「シバちゃん」はここ1年くらいで皮膚状態が悪化し、体重も増え、寝ている時間も長くなり、覇気がない…とのことで来院されました。
全身(特に顔、首、足、お腹、股、耳)に症状が顕著です。柴犬でアトピー性皮膚炎のような感じにも見えますが…。

  • 治療前(初診時)です

  • 1ヶ月の治療後…

まるで別人(別犬?)ですね…。
唇の腫瘤も消えました!
前回と同じ体勢で写真撮影。
お父さんの上着も一緒ですのでわかりやすいですね。
耳裏の毛も生えてきました(左耳)。
後ろ足です。
短期間でここまで改善するとは正直想像以上です。
大分見た目が変わりましたね。

約1ヶ月間でここまで症状が改善しました。
アトピー性皮膚炎の治療以外のプランを組み込んで経過を見ています。

一度皮膚がダメージを受けると回復には2~3ヶ月かかる場合もありますが、今回のように治療反応が良い症例もいます。(※全ての症例でこのように改善するわけではありません!)
個々に合わせた治療プランが必要ですね。