ポプラ日記

耳洗浄の様子
  • ブログ
2021年01月10日(日)
耳洗浄は長期に渡る耳の不快感を減らし、その後のケアを軽減することのできる処置です。

歯石がついている状態でいくら歯磨きをしても・・・それと同じですね。

今回は麻酔下での耳洗浄の写真をお見せいたします。

まずは処置前

鼓膜付近に耳垢がたまっております

ある程度鉗子で除去します


まだ鼓膜は確認できません。
鼓膜表面に汚れが付着しているのです。
鉗子では、鼓膜を傷つけてしまうため、カテーテルにて洗浄します


細いカテーテルを挿入し、耳垢を丁寧に除去


鼓膜が見えました!
作業時間は約1時間・・。
細かい作業なので結構神経使いますね。
きれいになることを確認できた時、とっても達成感があります。

その後は期待通り、経過も順調で飼い主さんも満足していただけました。
今後も、耳の不快感をなるべく減らせるよう、精進してまいります。

では、また。
鼓膜の頑固な汚れを落とす
  • ブログ
2021年01月10日(日)
耳内環境の整備は、例えるなら歯石取りに似ています

汚れ自体が頑固なので、盲目的な洗浄では汚れが取れません・・。
口腔内で例えるなら、歯石をうがいや、マウスウォッシュで取ろうとしているようなものです。
もちろん、それできれいになる状況なら繰り返しませんので良いのですが、切り返す時は少し積極的な耳内洗浄が必要になります。

今回は、定期的に繰り返す右耳の外耳炎を麻酔下での耳洗浄(オトスコープにて)しましたのでご紹介いたします。
点耳薬や洗浄である程度症状が良くなりますが、1ヶ月くらい経過するとまた繰り返します。
原因は、鼓膜付近の頑固な汚れ・・。


鼓膜が何とか確認できますが、耳垢で覆われています
この耳垢は長期間壁に付着しており、外来での耳洗浄では取りきれないものでした。
また、奥に鼓膜があるため、盲目的な洗浄も危険です。
麻酔下で、耳内視鏡にて耳垢の塊をある程度除去します。


長い経過で鼓膜付近に炎症が残りますが、ほぼ除去できました。
炎症が長期に渡ると、鼓膜が肥厚し、場合によっては鼓膜炎や中耳炎に移行することもあります。

丁寧に耳垢を除去し、鼓膜も全体に確認できるようになりました!
今後は、適切なお薬を点耳しながら経過をみていく予定です。